目次
内装関連用語
バリアフリー設計
高齢者や障害者にも利用しやすいよう、段差をなくすなどの配慮をした設計。
動線計画
患者や医療スタッフの移動経路を効率的に設計すること。待ち時間の短縮や業務効率の向上につながります。
ゾーニング
診察室、待合室、スタッフエリアなど、機能ごとに空間を区分けすること。プライバシーの確保や感染症対策に重要です。
クリーンルーム
空気中の塵埃や微生物を極力少なくした部屋。手術室や無菌処置室などで必要となります。
メディカル配管・医療ガス配管
酸素や吸引などの医療用ガスを供給するための配管システム。
シールドルーム
電磁波を遮断する特殊な部屋。MRIなどの精密機器を設置する際に必要となります。
A工事(躯体工事)
建物の構造体に関わる工事のこと。基礎、柱、梁、床、壁、天井などの建物の骨格を作る工事を指します。クリニック開業の場合、既存建物を利用することが多いため、A工事の範囲は限定的になることが一般的です
B工事(設備工事)
電気、給排水、空調などの設備や消防設備 に関する工事のこと。クリニックでは特に、医療ガス設備や特殊な空調システムなどが含まれることがあります。メディカルガス配管の設置もB工事に含まれます
C工事(内装工事)
内装仕上げや家具、医療機器の設置など、主に目に見える部分の工事のこと。クリニックの場合、受付カウンター、待合室の椅子、診察室のベッド、各種キャビネットなどの設置が含まれます。また、壁紙や床材の施工、照明器具の取り付けなども C工事に該当します。
内装工事の区分け
クリニック開業時の内装工事では、A工事、B工事、C工事の区分けを明確にすることが重要です。これにより、工事の責任範囲や費用負担の明確化、工程管理の効率化が図れます。特に賃貸物件でクリニックを開業する場合、オーナーとの間で各工事の負担について事前に取り決めておくことが重要です。
法規制関連用語
医療法
医療提供体制の確保を図るための基本的な事項を定めた法律。クリニック開業には、この法律に基づく各種規制を遵守する必要があります
開設許可
医療機関を開設するために必要な都道府県知事の許可。設備や人員配置などの基準を満たす必要があります。
保険医療機関指定
健康保険法に基づく保険診療を行うための厚生労働大臣の指定。この指定を受けることで、保険診療が可能になります。
二次診療圏
医療法に基づいて都道府県が設定する区域。地域の医療需要に応じた医療提供体制の整備を目的としています。
医療広告ガイドライン
医療機関の広告に関する規制を定めたガイドライン。虚偽や誇大な広告を防ぐことを目的としています。
こちらの記事もご覧ください
「美容クリニック開業時押さえておきたい医療広告ガイドラインのポイント」
財務・経営関連用語
開業資金
クリニック開業に必要な資金。物件取得費、内装工事費、医療機器購入費などが含まれます。
こちらもご覧ください
「医師必見!クリニック開業に必要な資金はいくら?」
運転資金
クリニック開業後の日々の運営に必要な資金。人件費、賃料、光熱費などが含まれます。
診療報酬
保険診療を行った場合に、医療機関が受け取る報酬。点数制で算定され、定期的に改定されます。
医療経営コンサルタント
医療機関の経営改善や開業支援を行う専門家。財務、人事、マーケティングなど多岐にわたるアドバイスを提供します。
※各用語の詳細や最新の規制については、関連する専門家に相談してください。