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医師の引越しスケジュール~多忙な医師が効率的に引っ越し準備をするためのポイント~

医師の方は医局の指示により勤務する病院が変わり、短い期間に何度も引越しを繰り返していることを見受けます。
転居をする際には、必要な手続きや荷造りなどやらなければいけないことが数えきれないほどあります。
忙しい医師にとって転居に伴う悩みは多いのではないでしょうか。
この記事では忙しい医師が効率的に引越し準備をできるよう、必要書類のまとめや引越しスケジュール、医師ならではの注意点について解説します。

多忙を極める医師の方はもちろん、引越しまで時間がなくどこから手を付けていいか分からない方は是非参考にしてください。

引越しに必要な手続き・書類とは?

<すぐにすること>

・賃貸住宅の解約…管理会社または物件のオーナーに連絡をしましょう。賃貸借契約書に記載されている「解約予告の告知期限」を確かめておくことでトラブルを防げます。
・新居の下調べ…新しく住む住居を探します。エリアや間取り、築年数や賃料等の基本的な条件で探していくことになりますが、オートロックや宅配ボックスの有無などこだわり条件も併せて探していくと良いでしょう。
・不用品(粗大ごみ)の処分…各市区町村の窓口またはインターネットで申込みし引き取りの予約をしましょう。

<10日前までにすること>

・郵送物の転送手続き…郵便局の窓口にある転送届に必要事項を記入して投函、またはインターネットで転送の手続きをしましょう。
・定期的なサービスの転送手続き…定期的に購入しているものがないか確認し、余分なものは解約しましょう。

<1週間前までにすること>

・転居届…市区町村役所へ印鑑を持って転出証明書の発行手続きをしましょう。
・電気の移転手続き…各電力会社へ電話あるいはインターネットで移転手続きをしましょう。
・水道の移動手続き…水道局、または市区町村役所の水道課に電話あるいはインターネットで使用停止手続きをしましょう。
・金融機関の手続き…通帳・届出印を持参、または郵送、インターネットで住所変更の手続きをしましょう。クレジットカード会社、保険会社への連絡も忘れがちなので気をつけましょう。

<当日にすること>

・電気の使用開始…電気のブレーカーを上げます。後日、「電気使用申込書」に必要事項を記入し投函します。
・ガス開栓の立ち合い…ガス開栓には立ち合いが必要です。
・水道の使用開始…水道の使用を始めたら「開始申込ハガキ」に必要事項を記入し投函します。

<引っ越し後、1週間~2週間後にすること>

・公共料金の引き落とし手続きをしましょう。
・運転免許証の住所変更
①同じ都道府県で引っ越しをした場合、転居先の最寄りの警察署または運転免許センターへ、免許証・住民票・印鑑を持参し届け出ます。
②他の都道府県から引っ越しをした場合は、上記に加え写真1枚が必要な場合があります。
③免許証が更新期間内に入っている場合は、運転試験場で更新の際に変更が可能です。
 

 このように引っ越しをするためには、多くの手続きが必要です。市区町村の役所に行かなければならず平日休みがないと難しいので、何度もお休みの日を使わないために最短で効率よくスケジュールを組む方法を次に書きます。

大まかなスケジュール

  1. 退去日・入居日を決める。
  2. 引越し方法を決める。
  3. 部屋を探す、新居を契約する。
  4. 引越し業者へ見積り依頼・契約をする。
  5. 荷造りをする。
  6. 必要書類をそろえる。
  7. ガス・電気・インターネットの手続きをする。
  8. 引越し当日の掃除・搬出・搬入。
  9. 住所変更の手続きをする。

引越しは何日前から何をする?

引っ越しの繁忙期は2月から4月です。この時期は、転校や転勤など多くの人が移動するため繁忙期になります。早めに見積もり、荷造りをすることが重要です。
 
入居する物件を内見してから、実際にそのマンションに住むには一体どれくらいの時間がかかるのでしょうか。

 
①    入居申し込みをする物件を決める 1日~1ヶ月
②    入居審査 3日~1週間
③    重要事項説明をうける 1日
④    物件の引き渡し・入居開始 1週間~1ヶ月

①入居申込をする物件を決める 1日~1ヶ月

賃貸物件の下調べや内見をする必要があります。そのために建物条件(オートロック、バストイレ別、宅配ボックスの有無など)を整理して自分の住みたい条件の洗い出しをしましょう。
一般的な方法として、ポータルサイトなどで希望の条件を入力して探す方法と、不動産仲介店で希望条件を伝えて探してもらうやり方があります。

〈ポータルサイト〉
メリット:様々な会社から物件が集まっているので、自分の求めている条件の物件が見つかりやすいです。
デメリット:複数の物件を内見する際に、担当者(窓口)が別だと内見のアポイントを取るのに時間がかかる場合や、それぞれの担当者と連絡を取り合い手続きや必要書類等のやり取りをする必要性があるので面倒です。

〈不動産仲介店〉
メリット:担当者にまかせてしまえば自分で物件を探す手間が省けます。内見の日程調節や申し込みなどの手続き関係がスムーズに済みます。
デメリット:飛び込みで来店すると営業担当者が不在の可能性もあるため事前に来店日時など予約しなければいけません。

②入居審査を行う 3日~1週間

希望の賃貸物件が決まると入居申し込みと入居審査が行われます。

入居審査:借主が安心して貸すことができる人物かどうかを判断するもの。
家賃の支払い能力に問題はないか、トラブルを起こす心配がないか、連帯保証人の保証意思はあるかといったことをチェックされます。

入居審査は大家さん・管理会社・保証会社など多くの人や組織が絡むため最低でも3日以上はかかります。審査が進むのは営業日のみのため、定休日を挟む場合はさらに多くの時間を要し、審査によっては一週間ほどかかる場合もあります。

③重要事項説明を受ける 1日

重要事項説明…賃貸契約に際しての重要事項を不動産会社から入居者に説明すること。
不動産取引には重要事項説明が必須で法律でも実施が定められています。
入居審査が通ると不動産会社に再度訪れて重要事項説明を受けます。1~2時間ほどで完了するため同時に契約手続きを行うのが一般的です。契約書の内容を確認し捺印したら契約完了です。

④物件の引き渡し・入居を開始する 1週間~1ヶ月

契約と支払いが完了したら鍵をもらい入居を開始します。物件の引き渡し日は賃貸物件によって異なるものの、前の入居者の退去やハウスクリーニングが完了した後になるのが一般的です。そのため、契約完了後から入居可能日までは一か月ほどかかる場合もあるので注意しましょう。

・事前準備 1日~1ヶ月

お部屋探しから入居まで最低でも1週間、3ヶ月かけてじっくり選ぶこともあります。
即入居可の物件であれば2~3日で契約を結べることもありますが、実際に生活するためには水道・電気・ガスなどライフラインの手続きが必要になります。これらの手続きには1~2週間程かかる場合もあるため、余裕をもって準備をする必要があります。

医師ならではの引越し準備

医師が引越しや転勤をする際には、一般的な住所変更手続きに加えて、医師ならではの手続きにも注意が必要です。

医師ならではの引越し準備

・学会や都道府県認定資格の住所変更
学会や都道府県認定資格など、住所登録のあるものを把握し、変更のし忘れを防ぎましょう。各団体のWebサイトや問い合わせ先に連絡し、住所変更の手続き方法を確認することをおすすめします。

・転居とともに勤め先が変わる場合の準備
勤務先が変わる場合、職場の荷物の運び出しも忘れずに行いましょう。医学書など、量が多くなりがちな私物は、早めに整理を始めることで直前の慌ただしさを防げます。荷物が多い場合は、段ボールに詰めて次の職場に直接送ることも一つの手段です。ただし、送付先や送付の可否については事前に確認が必要です。
また、医師免許証や臨床研修終了証、専門医認定証など、新しい勤務先病院に提出する書類の準備も欠かせません。提出書類や提出方法は病院ごとに異なるため、早めに確認を取っておきましょう。

医師の引越しスケジュール例

一般的な引越しスケジュールに加える医師ならではのスケジュール例です。

  1. 学会や都道府県認定資格の住所変更手続きを確認する(2週間前)
  2. 新しい勤務先病院に提出する書類を準備する(2週間前)
  3. 職場の荷物の整理を始める(1週間前)
  4. 必要に応じて、職場の荷物を新しい勤務先に送付する(3~1日前)

まとめ

転居する際のスケジュールはお分かりいただけたでしょうか。繁忙期に引越しを検討中の方は余裕をもって計画を立てましょう。時間をかけて住みたい物件を見つけることができても繁忙期だと「先に入居者が決まってしまった」なんてこともあります。
忙しい日々を過ごす方々はいかに無駄なくスケジュールを組めるのかが重要になってきます。引っ越し代行など様々なサービスをうまく使って時間を有効活用しましょう。
 
「医師の不動産デスク」では賃貸物件を探すことはもちろん、内見代行や採寸代行など幅広く行っております。専属の担当者がサポートいたしますので安心です。是非お気軽にお問合せください。

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