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医師の退職金制度について

医師は一般的に高所得な職業ですが、退職金については水準が低く勤務している病院によっては退職金が支払われないケースもあるということをご存知でしょうか。老後の生活を考えたときに退職金がもらえないと不安に感じる方もいるでしょう。
今回は医師の退職金の相場や支払われないケースを紹介しています。

目次

  1. 退職金の相場
  2. 退職金が支払われるケース・支払われないケース
  3. 老後の資金計画
  4. 医師の資産形成
  5. まとめ

医師の退職金の相場

一般的な退職金の平均額は大企業と中小企業では大きな差があります。退職金の全体平均では約2000万円、大企業に勤めている人で約2500万円、中小企業に勤めている人で約1000万円となっています。
医師の退職金の相場はこれに比べて少なく10年から20年同じ病院に勤めたとしても1000万円~2000万円といわれています。この幅の広さは勤務医の条件や役職、そして勤続年数によって変動するためです。退職金制度は勤続年数が長いほど支給金額が高くなるように設定されており、医局が変わってしまうと勤続年数はリセットされてしまいます。その結果、多くの医師は勤続年数が短いため退職金が少ない傾向にあります。なお、医師の平均勤続年数は平均5.5年と言われています。そのため、多くの医師は上記の金額ほどの退職金を貰うことができません。
医師の方々にとって退職後の資金計画は重要な課題です。退職金が少ないと将来の安定や生活の維持が難しくなる可能性があります。そのため、キャリア初期から資産形成や投資などを考え、将来の経済的な安定を目指すことが重要です。
専門のファイナンシャルアドバイザーのサポートを受けることでより効果的な退職金計画を立てることができるでしょう。

退職金が支払われるケース・支払われないケース

<医師の退職金が支払われるケース>

・退職金制度がある病院に勤務している場合。
医局や専門機関が斡旋した職場での勤務は退職金制度が整備されていることが多いです。これは医局や専門機関が医師のキャリアパスや将来の安定を考慮して退職金の重要性を認識しているからです。
転職をした場合は具体的な支給額や算出方法、支給時期なども確認しましょう。また、退職金制度だけでなくその他の福利厚生やキャリアパスについても注意深く検討しましょう。
長期的なキャリアや将来の安定を考えるうえで退職金制度は重要な要素です。自身の将来に対する経済的な安定を考慮した選択を行いましょう。 

<医師の退職金が支払われないケース>

・勤務している病院にそもそも退職制度がない場合。
退職金制度は法的な制度はありません。なので「大きな病院だから退職金があるだろう。」と思い込みきちんとした確認を怠っていると、実は退職金がなかったということもあります。
そうした場合、退職金をあてにして老後の生活を送ろうと思っていると思い描いていた将来の設計図とは異なった生活を送ることになるかもしれません。
まずは実際に老後の資金はいくら必要なのか知ることから始めましょう。

老後の資金計画

豊かな老後を送るためには一体いくら必要か把握していますか?
医師は一般的な会社員と比べると高収入だといえます。しかし、年収があがるにつれて税金や社会保険料の増加につながります。そのため、家や車のローンの支払い、そして生活費を除くと高収入にもかかわらず貯蓄できる金額はあまり多くはない現状があります。

多くの医師が65歳で定年退職を迎えます。もしも100歳まで生きたとすると、35年間の老後資金がかかり毎月50万円(世帯)使うと仮定して2億1000万円の老後資金が必要になります。仮に退職金が2000万円貰えて年金を毎月20万円得ることができたとしても1億600万円の不足が考えられます。
このように、退職金が支給されても豊かな老後を過ごすには資産形成が必須の時代になりました。将来のために今から資産形成を始めることをお勧めします。
では、医師が資産形成を行うにはどのようなものがいいのでしょうか。

医師の資産形成

退職金がない施設で働いている医師の方、フリーランスや開業医、退職金はあるものの将来老後の資金不足が不安な方は資産形成を始めましょう。
 
①    小規模企業共済または変額保険
フリーランスや開業医の方の退職金がないという問題は小規模企業共済へ加入するなどして退職金をつくることで解決できます。
また働いている時の余裕資金を使って毎月の掛け金を積み立てられ、保障と退職金の積立を兼ねている保険への加入などを検討されるといいでしょう。
 
②    資産運用
現在の収入を活かして資産運用することもひとつの方法です。例えば、融資枠を利用して不動産投資を行えば所有する物件に入居者がいる限り毎月一定額の不労収入を得ることが可能です。経費計上などうまく使うことで資産運用と節税対策の二つの面で効果があります。他にも、様々な金融商品があります。しかし、リスクもつきものですので周りの経験者に聞くことや詳しい人から話を聞いてみるなど情報収集をしっかりと行いましょう。

まとめ

医師の退職金制度についてお分かりいただけたでしょうか。退職金制度をあてにして老後を過ごそうと考えていると、思い描いていた老後とはかけ離れた生活になるかもしれません。超高齢化社会が進む現代だからこそ、退職金や年金をあてにせず自らが資産運用をして老後に備えることが重要です。
まずは自身が勤めている病院に退職金制度が整っているのか、ない場合や支給額が少ない場合は退職金制度が充実している病院に転職したり資産運用を始めたりすることを検討しましょう。
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